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賃貸管理で気になる一括受電とは?オーナーとしてのメリット・デメリット

お役立ちコラム

【管理者】大家の家ポータル

マンションやアパートなどの賃貸物件では、使用する電力を一括受電することができます。

一括受電とは、賃貸物件で電力会社と高圧電力の一括契約をすることですが、

賃貸管理においてはどのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は不動産の賃貸管理を検討されている方に向けて、一括受電とはなにか、

オーナーにとってのメリット・デメリットをご紹介します。

 

賃貸管理するときは知っておこう!一括受電とは?

一括受電とは、マンションやアパートなどの賃貸物件全体で電力を一括購入する契約方法です。

部屋ごとの個別契約では低圧契約になりますが、一括受電の場合は高圧電力で契約します。

2005年から始まった電力自由化によって開始されたサービスで、高圧受電設備を設置し、

住民の同意が得られれば一括受電を選択可能です。

一括受電の場合、マンション管理組合や一括受電事業者が電力会社と契約を結びます。

一括受電は契約期間も10年単位と長いので、慎重に決断することが必要です。

 

賃貸管理するときは知っておこう!一括受電のメリット・デメリット

一括受電の一番のメリットは、やはり電気料金が安くなるというところです。

入居者にとってのメリットとして、光熱費が抑えられることで住みやすさにつながり、

入居期間が長くなればオーナーにとってもメリットがあります。

廊下やエントランスなどの共用部が安くなるプランを選べば、管理費を安くすることも可能です。

各住戸で電力会社を選ぶことができなくなるのがデメリットですが、

個人で電力会社を選ぶ場合と比較しても、一括受電の割引額は大きいでしょう。

一方で一括受電を選ぶデメリットは、変圧器などの設備を導入するための初期コストがかかるところです。

変圧器などの設備は導入コストだけでなく、保守のためのメンテナンスコストもかかります。

また、一括受電の場合、1年から3年に一度、点検のための全館停電が必要となります。

停電での作業には数時間かかり、エレベーターや照明、エアコンが使えなくなるので、季節や時間帯によってはとても不便です。

そのほか、管理する賃貸が新築物件ではない場合、入居者の合意形成が難しいところも注意点でしょう。

入居者からの反対意見があれば、一括受電を選ぶことはできません。

 

まとめ

今回は不動産の賃貸管理を検討されている方に向けて、一括受電とはなにか、

オーナーにとってのメリットとデメリットをご紹介しました。

管理している賃貸物件で一括受電を選択すれば、電気料金や管理費が安くなり、

賃貸物件としてのアピールポイントになるでしょう。

一方で、オーナーにとっては初期コストがかかることや保守が必要となるといったデメリットもあるので、

慎重に検討してみてください。

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